カテゴリ「第31期竜王戦七番勝負第3局」の記事 Feed

2018年11月 2日 (金)

Photo_5(広大な敷地内には二ホンジカも飼育されている。餌は100円で購入可能。早速中村修九段が二ホンジカに餌を与える)Photo_17

Photo_18(本田女流三段は小さい鹿を選んで優先的に与えようとするが、大きな鹿に奪い取られることも)

Kaname_2 (中央やや左寄りに頭頂部だけわずかに出ている霊石は要石(かなめいし)。鹿島神宮の大神が降臨した御座とも、地震を起こす大鯰の頭を押さえる鎮石とも伝えられている)

Photo_21(奥宮。元は1605年に徳川家康公が本殿として奉納したものだが、1619年に徳川秀忠公がさらに造営、奉納したため、こちらに移された)

おはようございます。まもなく第3局2日目が開始されます。よろしくお願いいたします。本日のスケジュールは下記の通りです。

9:00 対局開始
10:00 午前のおやつ
10:30 現地大盤解説会開始
12:30 昼食休憩
13:30 対局再開
15:00 午後のおやつ

また18時より、新橋西口SL広場でも大盤解説会が行われます。鈴木大介九段、梶浦宏孝四段、藤森奈津子女流四段が出演します。無料ですので、お気軽に足をお運びください。

【新橋西口SL広場大盤解説会】

https://www.shogi.or.jp/event/2018/10/313sl.html

2018年11月 1日 (木)

Huuzite1(広瀬八段が立会人の中村修九段に封じ手を渡す)Huuzite3 (一礼して1日目が終了)

封じ手予想

中村修九段「後手は先手に▲2四歩と伸ばされる前になにか動きたいですよね。その手段は(1)△9五歩、(2)△8六歩、(3)△7五歩、(4)△3三桂……このあたりのどれかだとは思います。って、4つも挙げるなんて、そんな予想はないか(苦笑)。けど、現局面は難しすぎますね。その4つから絞るのが大変です」

飯塚七段「(1)△9五歩がまず考えられます。以下▲同歩△8六歩▲同歩△7五歩▲同歩△8四飛として、次の△6四桂を狙って。または(2)△3三桂と跳ねて、次の△4五桂を狙う手段もあるでしょう。いずれにしても、後手が攻めの手を繰り出すのではと予想します」

西尾六段「一本は(1)△8六歩でしょうか。以下▲同歩△7五歩と歩をぶつけて攻めていくか、▲8六同歩に△3三桂と跳ね、次の△4五桂を狙うか。先手に歩を渡すことは気にせず、突き捨てて攻め合いの方針を取るのではないでしょうか。受けを重視するならば歩は渡さず、単に(2)△3三桂と跳ねる手もあるかもしれません」

以上で本日の中継は終了となります。ご観戦いただきまして、ありがとうございました。明日の熱戦もお楽しみに。

41_2 直前に広瀬八段が△6五歩と攻めましたが、羽生竜王は手抜きで▲2五桂(第1図)と跳ねます。以下△2二銀▲6五歩△2四歩▲6四歩△2五歩▲同歩△7二桂▲3七角(第2図)と進行しました。49「▲2五桂は羽生さんの強烈なカウンターでしたね。次に黙って▲2四歩と伸ばされると、後手は嫌な格好になります」と、控室の中村修九段。ただし、形勢は難解で考えどころと見られており、1日目はこれ以上、一気に進行することはないという声もあります。

Photo_51(御神木「杉」)

Photo_54(高さ約40メートルに及ぶ杉で、樹齢は約1,300年)

Photo_52(中央の柵の中には鏡石が設置されている。ただし、どういった目的で設置されているのかは不明とのこと)

Photo_53(300メートルを超える奥参道。森林浴が楽しめる)