カテゴリ「第31期竜王戦七番勝負第2局」の記事 
    2018年10月24日 (水)
      2日目午後のおやつ
難所を迎える
14時40分頃、図の局面を迎えました。後手が△4三桂と角取りに打った場面です。以下▲6四角△6三歩と進みました。先手の角が助からない状況ですが、現状で先手が角得です。広瀬八段が桂打ち以下、どんな手順を用意しているのでしょうか。局面は難所を迎えています。
2日目午後、対局が再開
昼食休憩中の対局室
2日目の昼食休憩
正午の控室
畠山鎮七段と武富女流初段が壇上に
大盤解説会が始まる
後手の攻め、先手の受け
10時30分頃、局面は図のように進みました。封じ手△7六同銀から▲7七金△同銀成▲同銀△6五歩▲7六銀打△6六銀▲5六金で現在の局面となります。後手は角桂と金の交換で駒損を招いていますが、相手を歩切れに追い込んでいます。
「▲5六金は受けの手です。先手が受けきるのは難しそうだといいましたが、かといって、いますぐ攻め合いを目指すのは、先手玉が不安定で反動が厳しすぎます。まずは受けに回って、どこかでチャンスを待って反撃を目指すということになろうかと思います」(桐山九段)
後手が攻めをつなげることができるのか、先手が受けきって反撃に転じることができるのか、局面は勝負どころを迎えているといえそうです。

























12時30分、この局面で広瀬八段が15分使って昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲広瀬5時間23分、△羽生5時間19分。昼食の注文は両者ともに「地魚 海におまかせ 鮨盛り」です。対局は13時30分に再開します。

控室では大盤解説会の出演を終えた両立会人の桐山九段と中田功七段、奨励会の古賀三段(中田功七段門下)が継ぎ盤を挟んでいました。中田功七段は羽生竜王の△3五歩では△7四歩と打って7七桂を攻める順を予想していました。中田功七段は「△3五歩と突いて角を使わせてから△7四歩はあるんじゃないでしょうか」と語っています。











