カテゴリ「第30期竜王戦決勝トーナメント」の記事 Feed

2017年7月16日 (日)

Ryuou201707160101_2612時、昼食休憩に入りました。この局面で佐々木六段が使った時間は15分。ここまでの消費時間は▲佐々木49分、△久保54分。昼食の注文は佐々木六段がたぬきそば、もちトッピング。久保王将が珍豚美人(ちんとんしゃん)Aセット。Aセットはライスとみそ汁がつきます。

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11時40分、佐々木六段の25手目▲9六歩ではいったん前例がなくなりましたが、久保王将が5分の考慮で△9四歩と受けたことで、再び3局の将棋が合流し、前例はいずれも▲6六銀△5四銀と進んでいます。

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(佐々木六段は今期が決勝トーナメント初出場)

1組4位の久保王将は、本局が決勝トーナメントの初戦になります。過去11年の「1組4位」の初戦結果は以下の通り。第23期で久保王将(当時二冠)は挑戦者決定戦まで進出しています(各棋士の肩書、段位は対局当時のもの)。

また現在発売中の『将棋世界』8月号で、佐々木六段は「2年前の1組の壁を超えた永瀬六段を目標にして頑張ります」と述べており、本局を含め、どこまで快進撃が続くかに注目が集まります。

  • 第19期(2006年) 畠山鎮七段○-●杉本昌隆七段(1組5位)
  • 第20期(2007年) 中原誠永世十段●-○谷川浩司九段(1組5位)
  • 第21期(2008年) 深浦康市王位●-○羽生善治名人(1組5位)
  • 第22期(2009年) 久保利明棋王○-●松尾歩七段(1組5位)
  • 第23期(2010年) 久保利明二冠○-●郷田真隆九段(1組5位)
  • 第24期(2011年) 深浦康市九段○-●佐藤康光九段(1組5位)
  • 第25期(2012年) 丸山忠久九段○-●三浦弘行八段(1組5位)
  • 第26期(2013年) 郷田真隆九段○-●山崎隆之七段(1組5位)
  • 第27期(2014年) 郷田真隆九段○-●深浦康市九段(1組5位)
  • 第28期(2015年) 佐藤康光九段●-○永瀬拓矢六段(4組優勝)
  • 第29期(2016年) 深浦康市九段○-●青嶋未来五段(6組優勝) 

久保王将
(久保王将は2期連続9回目の決勝トーナメント出場)

本局の観戦記は池田将之さんの執筆で、後日、読売新聞に掲載されます。そちらもあわせてお楽しみください。今朝の読売新聞には大川慎太郎さんによる▲佐藤康光九段-△稲葉陽八段戦(ランキング戦2組決勝)の観戦記が掲載されています。

読売新聞

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対局開始から30分が経過しました。戦型は久保王将のゴキゲン中飛車に対し、佐々木六段が「超速」と呼ばれる急戦策を選んでいます。

対局室
(両者は本局が2度目の対戦。初手合いは5年前で久保王将が勝っている)

10時になり、対局が始まりました。振り駒の結果、先手は佐々木六段です。

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(対局開始の一礼)

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(先手番の佐々木勇気六段)

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(少し間を置いて初手▲2六歩を着手)

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(久保利明王将はすぐに△3四歩と角道を開けた)

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本局の模様は、囲碁・将棋チャンネル内「将棋プレミアム」でも動画配信します。解説は佐々木慎六段、聞き手は塚田恵梨花女流1級です(有料会員登録が必要)。

【将棋プレミアム - 生中継】
https://www.igoshogi.net/shogipremium/live/

佐々木慎六段塚田恵梨花女流1級


またインターネットテレビ「AbemaTV」でも動画配信します。解説は金井恒太六段、黒沢怜生五段、今泉健司四段。聞き手は伊藤沙恵女流二段、貞升南女流初段です(無料)。

【AbemaTV - 第30期 竜王戦 決勝トーナメント】
https://abema.tv/channels/shogi/slots/BGuwwxzuGX6vEK

金井恒太六段黒沢怜生五段今泉健司四段

伊藤沙恵女流二段貞升南女流初段