カテゴリ「第30期竜王戦決勝トーナメント」の記事 Feed

2017年7月16日 (日)

渡辺明竜王への挑戦者を決める第30期竜王戦(読売新聞主催)決勝トーナメント、7月16日(日)は久保利明王将(1組4位)と佐々木勇気六段(4組優勝)の一戦をお送りします。ベスト4最後の1枠をかけた戦いです。

対局は大阪・関西将棋会館「御上段の間」で10時開始です。持ち時間は各5時間。先後は振り駒で決定します。

【棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/30/ryuou201707160101.html

関西将棋会館

トーナメント表


本局のインターネット中継は、棋譜コメントを飛龍記者、ブログは夏芽が担当します。よろしくお願いいたします。

2017年7月14日 (金)

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Dsc_9608 (終盤戦の変化は複雑だった。両者とも悩みながらひとつずつ結論を出していく)

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Dsc_9686 (終盤は後手有望の変化もあった。ギリギリの勝負だった)

Dsc_9700 (感想戦は23時28分に終了した)

以上で本局の中継を終わります。
ご観戦いただきましてありがとうございました。

99▲羽生-△村山戦は22時16分、99手で羽生三冠が勝ちました。消費時間は▲羽生4時間57分、△村山4時間59分(持ち時間は各5時間)。羽生三冠はベスト4に進出。次戦の相手は稲葉陽八段(2組優勝)です。


8370手目△7五金以下、後手は猛攻をかけましたが、先手は端玉でしのぎ、図の局面で王手金取りがかかりました。次に▲8六馬と金を取る手もさることながら、1一馬の利きも絶品です。先手が優勢になったと見られています。


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69△5八歩成▲7七玉(図)まで進みました。△5八歩成は50分の考慮。残り時間は▲羽生21分、△村山23分です。

68手目に長考した村山七段ですが、図の局面でも手を止めています。額に手を当てたり、ガクッと視線を落としたりと動きが多く、次の手を決めかねているように見えます。いちばん苦しいところかもしれません。


2122 (21時22分、天井カメラの映像)

67▲5四角(図)は△3六飛成を消しながら、▲6三角成も見た攻防手。ただ、後手玉は詰めろではありません。村山七段は長考に入りました。八代六段は「後手は△5八歩成が入るのでチャンス」としつつも、▲7七玉のあとの迫り方が難しいようです。


66△3八飛▲5八歩△5七歩と進んで図の局面。2八ではなく3八に飛車を打ったのがポイントで、先手玉は△5八歩成▲7七玉△6五桂▲6六玉△3六飛成以下の詰めろ。

中継室の評判は「激戦」です。歩の攻めは受けにくいとしたものですが、本局は先手から大駒を使った攻防手がいくつかありそうです。


58対局再開。村山七段の指し手は△4二銀でした。5三成桂と銀の交換になれば、△5六桂が後手の楽しみになります。羽生三冠の残り時間は54分、村山七段は2時間50分と大きな差があります。


Dsc_9449 (19時ごろの東京。日没は18時58分)

57_2図の局面で村山七段が25分使って夕食休憩に入りました。休憩時間は18時から40分間。消費時間は▲羽生4時間6分、△村山2時間44分(持ち時間は各5時間)。村山七段の出前注文は「ミックス雑炊」(みろく庵)。羽生三冠の注文はありませんでした。


Dsc_9444