カテゴリ「第30期竜王戦決勝トーナメント」の記事 Feed

2017年7月14日 (金)

37図の局面で昼食休憩に入りました。▲4五桂は休憩入り直前の着手でした。休憩時間は12時から40分間。消費時間は▲羽生1時間20分、△村山21分(持ち時間は各5時間)。村山七段はあまり時間を使わずに指しています。まだ研究範囲内でしょうか。


羽生三冠の出前注文は「五目焼きそば」(紫金飯店)、村山七段は「冷やし中華、からあげ(3つ)」(みろく庵)でした。村山七段は今期決勝トーナメント1回戦でも、昼食に「からあげ」を追加しています。先日、ニコニコ生放送に解説役として出演した際、「竜王戦のような長い持ち時間の将棋は、夜に燃料切れを起こさないよう、しっかりと食べたい」と話していました。

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17_3戦型は横歩取り。▲6八玉(1図)は佐々木勇気六段が最初に指した手で「勇気流」とも呼ばれます。青野照市九段の「青野流」▲5八玉とよく似ています。羽生三冠は昨年10月の王将戦挑戦者決定リーグ戦、対深浦康市九段戦で勇気流を指したことがあります。


22進んで2図。すでに前例はありませんが、青野流で似た変化があります。たとえば羽生三冠は第26期の決勝トーナメントで青野流の変化(参考図)を試しています。


22s参考図は2013年7月の第26期竜王戦決勝トーナメント、▲羽生善治三冠-△小林裕士七段戦で指されています。同じようでも、玉の位置が違うだけで戦いは大きく変わります。


定刻の10時に対局が始まりました。

Dsc_9247 (初手▲7六歩)

Dsc_9257 (2手目△3四歩)

Dsc_9227 (力を込めて駒を並べる羽生三冠)

Dsc_9260 (2手目を指し終えた村山七段。どちらも厳しい表情だった)

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村山七段、羽生三冠の順に入室しました。

Dsc_9217 (羽生善治三冠)

Dsc_9201 (村山慈明七段)

Dsc_9222 (振り駒で先後を決定する。羽生三冠の振り歩先)

Dsc_9223 (よく振ってから駒を散らす。結果は歩が3枚。羽生三冠の先手と決まった)

公式戦の対戦成績は羽生三冠の4勝0敗です。
以下はその詳細です。かっこ内は戦型と総手数です。
青字の新人王戦記念対局は非公式戦で、こちらも羽生三冠が勝っています。

2006年01月30日 棋聖戦最終予選(一手損角換わり・131手)
2007年11月20日 新人王戦記念対局(角換わり・92手)
2011年05月25日 王位戦挑戦者決定リーグ白組(矢倉・131手)
2011年05月28日 王位戦白組プレーオフ(後手中飛車・130手)
2016年02月13日 朝日杯将棋オープン戦準決勝(角換わり・108手)

第30期竜王戦(読売新聞主催)は決勝トーナメントが進行中。2017年7月14日は羽生善治三冠(1組2位)-村山慈明七段(3組優勝)の一戦が行われます。対局場は東京・将棋会館の特別対局室。対局開始は10時。持ち時間は各5時間。先後は振り駒で決定します。本局は将棋プレミアムで動画中継されます。解説者は八代弥六段、聞き手は安食総子女流初段です。

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Dsc_9158 (本日9時40分、東京の空)

2017年7月10日 (月)

20170710a

22時7分、△7八金(投了図)を見て丸山九段が投了しました。勝った稲葉八段は挑戦者決定三番勝負進出を懸けて、羽生善治三冠(1組2位)-村山慈明七段(3組優勝)戦の勝者と対戦します。