カテゴリ「第29期竜王戦七番勝負第4局」の記事
2016年11月22日 (火)
薩摩伝承館(1)
10時過ぎの控室
2日目10時のおやつ
封じ手は△1三角
1日目指し手再現
対局2日目は晴れ
2016年11月21日 (月)
夕食会の料理
封じ手予想
現地に訪れている棋士に封じ手予想や展望を聞きました。
立会人の田中寅彦九段「封じ手予想ですか。いやー、これは難しいですねー。△6五歩で▲同歩に△3三角(田中図)という攻めはどうでしょうか。ちょっと無理気味かなぁ。ほかに△8五歩もありますけど、私は△8五桂と跳ねたいんですよね」
新聞解説の飯塚祐紀七段「互いに仕掛けを見せながら間合いが詰まって、局面が煮詰まってきました。開戦から激しくなりそうです。今日はとても難しい序盤でした。丸山九段の工夫は目を見張ります。互いに力を出しやすい形かと思います。封じ手は△8五歩なども有力ですが、△6五歩として▲同歩に△6九角(飯塚図)と打つ攻めを予想してみます」
大盤解説担当の村山慈明七段「私の封じ手予想は△3三銀(村山図)です。丸山さんは形を決める手を好まない印象があります。その意味では△8五歩や△9二香も決断の手です。△8一飛も有力です。正直、どこから戦いになるか予想つきません。丸山九段は自分から攻めず、渡辺竜王の指し手に対応しているように感じます。後手がいい形で間合いを取って、先手から無理攻めを誘うのが理想的です。
大盤解説会聞き手の本田小百合女流三段「封じ手予想は△8一飛(本田図)とします。丸山九段の△7二金や△4四銀が印象に残りました。対する渡辺竜王は自然な手順で玉を固めています。後手がじわりじわりいくのがうまくいくかどうか。明日に駒をぶつかってからの勝負が楽しみです」