カテゴリ「第28期竜王戦決勝トーナメント」の記事 Feed

2015年7月 1日 (水)

Nasa_6418時10分、図の局面で永瀬六段が27分使って夕食休憩に入りました。消費時間は▲永瀬3時間34分、△斎藤3時間7分(持ち時間は各5時間)。夕食の注文は永瀬六段がとろろせいろぞば大盛り(ほそ島や)、斎藤六段は上天丼(ほそ島や)。対局は19時に再開します。


A276_2 (夕食休憩中の特別対局室)

20150701asanadawatanabe7118時10分、この局面で渡辺明棋王が33分使って夕食休憩に入りました。消費時間は▲真田3時間27分、△渡辺3時間13分。夕食の注文は渡辺明棋王がネギトロ巻・わさび抜き(千寿司)、真田七段がかつ丼(みろく庵)。対局は19時に再開されます。

Dsc_8366 (渡辺明棋王側から見た現局面)

 

Nasa_53_64▲永瀬-△斎藤は先手リードの評判。1図から2図までに先手が有効手を重ねました。2図の駒割りは先手の桂得、8一桂を拾えば桂2枚得に広がります。先手リードで夕食休憩に入りそうです。

07011745 (17時45分ごろの天井カメラ映像。右が永瀬六段)

Nasa_54後手の飛車が8四から9四に移動した局面。△9四飛は35分の考慮でした。端飛車は喜んで指す手ではないはずで、後手の苦心を感じます。

実戦は以下▲9一角成△8四桂と進みました。8四の地点を空けたことを生かした切り返しですが、青野九段は「先手がよくなる順がありそう」と話しています。先手は9一香に続いて8一桂も取りやすい形で、駒得が拡大しそうな状況です。


A216 (昼食休憩明け前の斎藤六段。現在は苦戦とみられている)

201507sanadawatanabe56△6六飛に真田七段は▲6七銀左。類型では▲6七金右が多く、▲6七銀左は先手が避けていました。しかし、▲6七金右では香の位置が得にならないと真田七段は判断したようです。

20150701asanadawatanabe57_2 以下△6一飛▲6二歩△7一飛▲1五歩△同歩▲4五銀。

20150701asanadawatanabe63▲4五銀は16時過ぎの局面です。1筋を突き捨てたのは▲1三歩の狙いで、真田七段は1二香をとがめようとしています。渡辺明棋王、どう応じるでしょうか。

Dsc_8348 (昼食休憩再開後の渡辺明棋王)

Nasa_44_52▲永瀬-△斎藤戦、1図の△7五歩で戦いが始まりました。以下▲4六角△8四飛▲7五歩△4五桂▲3七桂△同桂成▲同角△7五銀で2図。ここで永瀬六段が手を止めています。(1)▲9一角成は△7六歩が厳しいので、(2)▲7六桂はどうか。その瞬間は飛香両取りになり、△7六同銀▲同金も銀桂交換で先手が駒得になります。後手の反撃が厳しいとみれば(3)▲7六歩もあるでしょうか。
2図までの消費時間は▲永瀬2時間5分、△斎藤2時間12分。

A047 (朝の永瀬六段。2図をどう判断するか)

A230 (拝殿前に茅の輪がある。昨日は「夏越しの祓=なごしのはらえ」だった)

A232 (茅の輪をくぐることで、半年間のけがれを清め、無病息災を祈願する)

A253 (アジサイは少し色あせた)

東京・将棋会館はもうすぐ築40年。今後のことを考え、今年8月から9月にかけて耐震工事を行うことになりました。工事期間中、一部の対局は都内の代替対局場で行われます。詳しくは下記リンク先をご覧ください。

【東京・将棋会館 全館休館のお知らせ】
http://www.shogi.or.jp/topics/news/2015/06/post_1229.html

A124 (将棋会館の外観)

A121(看板の書は、洋画家の梅原龍三郎氏によるもの)

A131 (1階は売店。機具・棋書・扇子などが販売されている)

A133 (2階は道場。工事期間中は「新宿将棋センター」で営業する)

A138 (3階は事務室。連盟職員が働いている。ほかに理事室や記者室もある)

A141 (4階は対局室。数々のドラマがここで生まれた)

A160 (5階は対局室の「香雲」、宿泊部屋、ニコ生スタジオなどがある)

A161 (地下1階から5階をつなぐ階段。地下1階は会議室やスタジオがある)