カテゴリ「第26期竜王戦決勝トーナメント」の記事 Feed

2013年7月 2日 (火)

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本局の中継はこれで終了します。 ご観戦まことにありがとうございました。

次回は7月5日(金)に2局中継いたします。

関西将棋会館からは豊島将之七段(2組2位)-谷川浩司九段(3組優勝)戦、

東京・将棋会館からは及川拓馬五段(5組優勝)-金井恒太五段(6組優勝)戦をお送りします。

Ryuou201307020101_77図の局面で小林七段が投了。先手玉にはまだ耐久力がある一方、後手玉は左右挟撃形で長くはもたない。羽生三冠が初戦を突破した。終局時刻は20時56分。消費時間は▲羽生4時間35分、△小林4時間2分。勝ち上がった羽生三冠は挑戦者決定三番勝負まであと1勝となっている。

0dsc_3232本局の新聞解説を担当する松尾歩七段が中継室を来訪しました。

「後手の攻め駒がちょっと足りないです。それにしても指し手のペースが早いですね。後手は苦しいと感じているのかもしれません」と松尾七段。

上着を持ってくればよかったな、と苦笑いしながら撮影に応じてくれました。

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富岡八段が再び中継室を訪れ、「△4五同馬の局面で▲2三歩成とすると危ない変化があったんだよ!」と教えてくれました。

「日浦さん(市郎八段)と検討していたんだけどね、図から▲2三歩成に△5五桂▲3二と△4七桂成▲同玉△4六銀▲5八玉△3七歩と進んで、これは後手が逆転してるんだよ。△4六銀から△3七歩がうまい手順で、先に△3七歩としちゃうと▲同玉から▲2六玉と逃げられちゃうんだね。いやぁ羽生さんはそういうの全部わかって▲8一馬と指したんだねぇ」

  


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