カテゴリ「第26期竜王戦決勝トーナメント」の記事 Feed

2013年7月 5日 (金)

Ryuou201307050201_32_2▲及川-△金井戦は図の32手目△7三桂の局面で昼食休憩に入りました。消費時間は▲及川1時間19分、△金井30分。昼食の注文は及川五段がたぬきうどん、半ライス(ほそ島や)。金井五段は注文がありませんでした。前例のある進行で、その対局は▲6五桂とぶつけて中盤戦に入りました。及川五段は中盤戦に移るかどうかの局面で休憩入りしたことになります。次の一手が注目されます。
Dsc_6264 (及川五段が43分使って昼食休憩に入った)

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上図は11時頃の局面。△2七歩▲2九歩と進みました。

20130705oikawakanai272_2実は、25手目の局面は5月30日の竜王戦6組ランキング戦決勝千日手指し直し局▲石田直裕四段-△金井五段戦でも指された形。その将棋の進行は△2六歩▲2八歩です。

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歩の打ち場所が異なるだけですが、局面はどう違うのでしょうか。

例えば、2六歩・2八歩型よりも、2七歩・2九歩型の方が先手玉の逃げ道を狭めているという利点があります(4八玉~3九玉~2九玉がないから)。ただ、△2七歩成▲同歩から2八に打ち込む筋がなくなったのはデメリットです。

この細かい違いがどう出るか。早くも序盤から緊張感が漂っています。

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(写真は対局開始後の金井五段)

 

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(5組優勝の及川拓馬五段。先輩の金井五段に上座を譲った)

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(6組優勝の金井恒太五段)

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(金井五段の振り歩先で、と金が3枚。及川五段の先手が決まった)

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(10時になり、対局開始)

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(9時50分頃の対局室)

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(先に入室していたのは豊島将之七段。2組の棋士なので竜王戦では谷川浩司九段=3組=より上のクラスにいるが、下座に着いている)

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(ほどなく谷川浩司九段も入室。駒を並べ始める)

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(豊島将之七段)

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(山が崩され、秩序が生まれていく)

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(本局は関西将棋会館5階、御上段の間での対局。奥の御下段の間では女流名人位リーグ・室田伊緒女流初段-香川愛生女流初段戦が行われている。手前が室田女流初段)

おはようございます。大阪・関西将棋会館からは豊島将之七段(2組2位)-谷川浩司九段(3組優勝)戦をお送りします。

Toyoshima

(豊島将之七段)

Tanigawa

(谷川浩司九段)

棋譜・コメントを潤記者が、ブログを翔が担当します。本日もよろしくお願いいたします。

おはようございます。第26期竜王戦決勝トーナメント、東京からは及川拓馬五段(5組優勝)-金井恒太五段(6組優勝)戦をお送りいたします。

対局は東京・将棋会館「特別対局室」にて10時開始。持ち時間は各5時間。先後は振り駒で決定します。 本局の中継は、棋譜コメントを銀杏記者が、ブログを紋蛇が担当します。 よろしくお願いします。

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