カテゴリ「第26期竜王戦七番勝負第3局」の記事 Feed

2013年11月 6日 (水)

20131106_z8 渡辺明竜王のあいさつ「ここ福岡での竜王戦は9年ぶりとのことですが、九州全体で見れば、毎年とはいかないまでも竜王戦を数多く開催していただいております。
私の記憶では一回を除いて勝っているので、相性のよい土地かなと思っていました。しかし負けた一回が9年前の森内さんとの竜王戦なので、このデータはどうなのか、よくわかりません(笑)。
今期の竜王戦はここまで白星がないのですが、明日から第3局ということで、これから中盤戦に入りますので、より一層集中して竜王戦の舞台にふさわしい将棋を指したいと思っています」

20131106_z9森内俊之名人のあいさつ「福岡県は将棋の盛んな地としても知られていますし、私も何度も訪れています。実は自分のはじめてのタイトル戦もここ福岡でして、そのときのことは印象に残っております。
先ほど対局室を見せていただきましたが、とても素晴らしい環境でした。明日からもよろしくお願いいたします」
(文章書き起こし=烏)

20131106_z12 (対局者に記念品が贈られた)20131106_z13 (対局者退場後、棋士や記録係が壇上へ。左から青野九段、加藤九段、豊川七段、黒川二段、中田功七段。加藤九段は福岡県嘉麻市出身、中田七段は地元の福岡市出身として知られる)

20131106_k9 (思眞師作の清定書と江陽師作の宗歩好書の二組の駒が用意され、前者が使用されることになった)20131106_k8

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20131106_k10 (座布団の向きを変える加藤九段)20131106_k11_2 (神経細やかに盤や座布団などの配置を確認)

17時から検分が行われました。当初は天井カメラを設置するときに、盤を畳のふちが横切る形になっていたため、じゅうたんが敷かれていました。その後、畳の向きを変える案が出て、自然な形で一件落着となりました。
駒は二組用意され、思眞師作清定書の駒が使用されることになりました。

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20131106_k5 (当初は畳が画像から見て横向きになっていた。それを回転させることで収まりのよい形になった)20131106_k3

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対局者と関係者は飛行機で福岡空港へ。そこからはマイクロバスで大丸別荘に向かいました。
対局前日のスケジュールは17時から検分、18時から前夜祭です。

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20131106_a2_3 (2時間弱の空の旅)20131106_a3_3 (15時10分過ぎに大丸別荘着)

渡辺明竜王に森内俊之名人が挑戦する第26期竜王戦七番勝負第3局は、11月7・8日(木・金)に福岡県筑紫野市「二日市温泉 大丸別荘」で行われます。
本局の立会人は加藤一二三九段、新聞解説は豊川孝弘七段、記録係は黒川智記二段(21歳、石川陽生七段門下)。
現地イベント出演棋士は中田功七段、佐藤秀司七段、村山慈明六段、山田久美女流三段。
インターネット中継は棋譜・コメント入力を烏記者、ブログを銀杏が担当します。どうぞよろしくお願いいたします。