カテゴリ「第25期竜王戦七番勝負第5局」の記事 
2012年11月29日 (木)
2日目 対局再開(渡辺竜王)
2日目 昼食休憩に入る
竜王戦記念扇子
(2期連続で渡辺竜王-丸山九段の対戦となった竜王戦。前期は渡辺竜王が「想」、丸山九段が「創」と記念扇子に揮毫。今期は渡辺竜王が「践」、丸山九段が「建」)
(第25期竜王戦記念扇子は日本将棋連盟オンラインショップで購入が可能。価格は税込み送料別で2,205円)
(「龍言」のショーケースにはさっそく本局の写真も飾られていた)
大長考の末の△4二金右
1時間41分の大長考の末に指されたのは△4二金右。攻めの手が考えられていたが渡辺は自陣を引き締めた。
「固めつつ様子を見た手ですね。先手に指す手がないと見ているのでしょう。対局者ならではの一手で控室では出ないですね。単調に攻めても難しいと判断したのだと思います。先手に△4二金右よりプラスの手を指されると損なのですが、プラスの手がないと考えたのでしょう。堂々とした手です。▲6五銀直と桂を取るのは△同銀▲同銀△8七歩成▲同金に△8五飛と走られてしまいます」と飯塚七段。
△4二金右までの消費時間は▲丸山九段4時間58分、△渡辺竜王4時間57分。1日目の終了時点では2時間以上あった持ち時間の差がほぼ並んだ。