カテゴリ「第22期竜王戦七番勝負第1局」の記事 Feed

2009年10月15日 (木)

おはようございます。本日もよろしくお願いいたします。

昨晩募集した封じ手予想投票の結果です。32名の方にご投票いただきました。ありがとうございました。

Ryuou200910141_50

▲5八金…12名
▲3六歩…4名
▲4五銀…4名
▲4二歩…2名
▲5九金…2名
▲9六歩…2名
▲1七角…1名
▲2八飛…1名
▲4五歩…1名
▲4七銀…1名
▲7五銀…1名
▲7七銀…1名

(翔)

2009年10月14日 (水)

自宅解説棋士の封じ手予想&封じ手予想募集では自宅解説棋士の封じ手予想を掲載しましたが、こちらでは一部の現地棋士による封じ手予想です。

福崎文吾九段(立会人)
「▲3六歩か▲4五銀だと思います。▲3六歩はいいと思えば指す気がするし、余裕がなければ▲4五銀。どちらか1つと言われれば…うーんどっちでしょうねぇ。局面をどう見ているかということですが…。▲4五銀でしょうか」

藤井猛九段(解説)
「男は黙って▲5八金」

村田智穂女流初段(BS聞き手)
「▲3六歩だと思います」

竹内貴浩三段(記録係)
「▲3六歩じゃないでしょうか。突きたいのですが、突けないのかなぁ…。▲7九玉のところ(49手目)で▲3六歩と思っていたので、▲7九玉はへぇーっと思いました。
 以前別のタイトル戦で、封じ手を準備しているときに『この駒は動かさないだろう』と封じ手用紙に書いた駒を指されてしまったことがあるんです。それで今日は1・2筋の桂香歩と5七歩・6七歩くらいしか書けずにいたら、森内先生から『書いておいてください』と言っていただきました」

(翔)

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(森内九段が封じ手を行う。盤面を見つめる渡辺明竜王)

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(窓の外は雷がなり、雹が窓を叩く。渡辺竜王は幾度か窓の外を気にした)

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(封じて戻ってきた森内九段)

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(封じ手にサインを入れる渡辺竜王)

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(森内九段が封じ手を手渡して1日目終了)

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(一同、礼)

(翔)

Ryuou200910141_50_2 自宅解説棋士に1日目を総括していただき、また封じ手を予想していただきました。
 

山本真也五段
「森内九段の意欲的な▲2五歩と▲6六銀が印象に残りました。1日目の午前から開戦して速い展開かと思いきや、竜王の△5二銀がらしい一手で後手陣が引き締まりました。封じ手直前の駆け引きとも見える早い着手も見所でした。
 封じ手予想は▲3六歩か▲5八金だと思いますが、なかなか▲3六歩を突かない所を考慮して▲5八金にします。対して△3三銀と引いて次に△4四歩を受けるような展開になって、早く戦いが始まると見せかけて意外に長い戦いになると予想します。ねじりあいがもうすこし続きそうです」

阪口悟四段
「戦形は角換わりの同型になると思いましたが、▲6六銀とでて森内九段が積極的に前に出て主導権をにぎろうと動いていき、現在は渡辺竜王の受け・森内九段の攻めといった構図になっていると思います。これからまだ少し駒組みが続くと思います。
 少し前まで封じ手は▲3六歩と思っていましたが、1手前に▲7九玉と受けの手を指しているので、ここは▲5八金と固めにいく手を予想します」

長岡裕也四段
「森内九段の積極的な新手から始まり、先手が常に攻勢をとっています。後手の渡辺竜王としても居玉のままでは強い戦いができず、8筋の歩交換の後は専守防衛の構え。バランスを取りながら指しています。
 封じ手予想は▲7九玉の流れから▲5八金。△5二銀と引かせたことに満足し、4五の位を押さえ持久戦を目指すのではないでしょうか。いずれは▲7七銀~▲6六歩の立て直しもあるかもしれません。」

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皆さんの封じ手予想はいかがでしょうか? 当ブログでは皆さんの封じ手予想を募集します。
このエントリーのコメント欄より、予想した次の一手を投稿してください。
集計結果を当ブログで発表いたします。
(なおご応募いただいても賞品はございませんのでご了承ください)
集計はこのエントリーにコメントいただいたもの、明日午前7時までに投稿いただいたものを対象とさせていただきます。

(翔)

延暦寺は東塔(とうどう)・西塔(さいとう)・横川(よかわ)の三塔、十六谷からなる塔堂の総称です。延暦寺会館は東塔に位置します。
東塔の中心で延暦寺全体の総本堂ともいえる根本中堂は昨日関係者一行で見学しました。後ほどご紹介します。
その根本中堂の真東の丘の上に建てられているのが文殊楼。比叡山の総門の役目を果たす楼門で、2階には文殊菩薩がまつられていることから受験生の合格祈願に人気があります。
現在の文殊楼は1642年に徳川家光によって再建されたものです。

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(延暦寺会館の目の前にある道を登って文殊楼に向かったが…)

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(なんと、すぐ隣に階段があった。灯台もと暗し)

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(文殊楼。2階に文殊菩薩がまつられている)

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(谷崎潤一郎「二人の稚児」に文殊楼が登場したことが紹介されている) 

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(先ほどと逆側にある階段から、根本中堂に行くことができる)

(翔)