70手目から78手目まで
△7五銀▲同金△同角▲7七角△9三角▲7三歩(1図)
△同金▲7四歩△7二金(2図)
▲7三歩は軽手であり好手。△7三同飛は▲7四歩△7一飛▲9四銀△8二角▲8三銀成△4六角▲7三歩成△同金▲8二成銀(参考図)で飛車を取られます。△4六角が飛車取りにならないのは、夕食休憩明けに2七飛型にした効果です。また、△8二角に代えて△6六角▲同角△9四香は、▲9三角成△7四飛▲8三馬の王手飛車取りがありました。
山崎八段は▲7三歩の局面を体育座りで眺めていました。実戦は25分の考慮で△7三同金と辛抱し、以下20時ごろには2図まで進みました。夕食休憩明けの時点で山崎八段は1時間のリードがありましたが、2図では12分にまで詰まっています。