2022年7月の記事
動画中継情報
本局は「ABEMA」で生中継が行われます。詳細は以下のとおり。
【ABEMA】
開場:9時50分(翌25時まで、解説なし)
https://abema.tv/channels/shogi/slots/9y1gH9P6N8c3sV
山崎隆之八段-稲葉陽八段戦
おはようございます。第35期竜王戦決勝トーナメントより、山崎隆之八段(1組4位)と稲葉陽八段(1組5位)の一戦を中継します。対局は関西将棋会館「御上段の間」で、7月19日(火)10時に開始されます。持ち時間は各5時間。先後は振り駒で決定します。
【主催:読売新聞社】
https://www.yomiuri.co.jp/
【特別協賛:野村ホールディングス株式会社】
https://www.nomura.com/jp/
【協賛:東急グループ】
https://tokyugroup.jp/
【協賛:株式会社UACJ】
https://www.uacj.co.jp/
【協賛:一般財団法人あんしん財団】
https://www.anshin-zaidan.or.jp/
【竜王戦準々決勝、山崎隆之八段×稲葉陽八段「動く棋譜」速報】
https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/ryuoh/20220719-SYT8T3172061/
中継は棋譜コメント入力が吟、ブログを武蔵が担当します。どうぞよろしくお願いします。
感想戦
稲葉八段勝利
▲伊藤匠五段-△稲葉八段戦は、110手で稲葉八段の勝ちとなりました。終局時刻は21時9分。消費時間は▲伊藤匠4時間55分、△稲葉3時間54分(持ち時間各5時間)。勝った稲葉八段は、次戦で山崎隆之八段(1組4位)と対戦します。
二枚角の攻め
この△1八角で後手優勢がハッキリとしてきました。実戦は(1)▲3八銀と引きましたが、(2)▲2八飛には△3六桂▲同銀△同角成、(3)▲3七飛には△2六角がそれぞれ厳しい追撃でした。(4)▲3八銀打だと後に▲7四銀と反撃することができなくなり、また後手は急いで飛車を取る必要がない(例えば▲2八飛には相変わらず△3六桂がある)ため、△5三角と引いて△3五桂の飛銀両取りを狙えば優勢は揺るがなかったでしょう。
(1)▲3八銀に△4六角と出たのが着実な追撃で、次は△2七角成▲同銀△2八角成を狙っています。後手玉は広く、また馬の利きも後手陣を守っているため、やはり後手よしと見てよさそうです。20時40分、伊藤匠五段の残り時間が10分を切りました。対する稲葉八段は1時間23分を余しています。