2021年11月13日 (土)

詰みまで見据えた展開

Ryuou202111120101_85上図、昼食休憩を挟む長考で3五から引いた▲3八飛に、藤井三冠も長考で返しました。本譜の△7六歩に、▲5六桂(1)△2八歩成▲同飛△6六角と進むと激しくなり、▲6六同歩△7七歩成▲同桂△7六桂▲7九玉△6八銀▲同金△8七飛成▲7八金△7七竜▲同金△同桂成(変化図)で先手玉は受けなしですが、▲3一銀△5一玉▲8一飛から後手玉も相当に危なくなります。

_102(1)△2八歩成で単に(2)△6六角は飛車が3筋に素通しのため後手玉が詰みやすく、後手は△6六角と斬り込む前に(3)△3七歩など何らか利かせ、一直線の変化を避けることになりそうです。

Fujii06 (藤井三冠は長考でどこまで見通せたのか)