2021年10月22日 (金)

仁和寺(2)

仁和寺には歴史的な国宝、重要文化財の建造物がたくさん点在しています。

■二王門(重要文化財)
仁和寺の正面に建つ巨大な門で、左右に阿吽の金剛力士像が安置されています。建築形式は平安時代の伝統である和様で統一されており、「京都三大門」のひとつに数えられています。

二王門

吽形 阿形


■五重塔(重要文化財)
1644年に建立。各層の幅に差がない、均整の取れた姿が特徴的で、総高は36.18メートル。柱や壁面には真言八祖や仏、菊花文様などが描かれています。

五重塔


■観音堂(重要文化財)
江戸時代初期に建てられ、およそ370年ぶりの「平成大修理」を終えて現在の姿になりました。僧侶たちの修行の場であり、通常内部は非公開。重要な儀式が行われる特別な場所です。本尊は千手観音菩薩で、動明王や降三世明王が祀られています。

観音堂


■金堂(国宝)
仁和寺の本堂。1613年に京都御所の天皇の重要行事を行う宮殿として建てられ、のちに仁和寺に移築された現存最古の紫宸殿。当時の宮殿建築を伝える建築物として、国宝に指定されています。内部には仁和寺の本尊・阿弥陀三尊のほか、四天王像や梵天像が安置されています。

金堂