2021年10月31日 (日)

終局直後

Dsc_0081022(終局直後の対局室。まず主催紙のインタビューが行われた)

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―― 本局を振り返っていかがだったでしょう。

藤井 △4四銀と積極的に動いてこられて、それに対して、どう対応するのか難しかったです。飛車を目標にされる展開になって、少し苦しくしてしまったのかなと思います。

―― 封じ手のあたりは。

藤井 ▲2四歩の突き捨てが、通るかどうかもわからなかったのですが。本譜は△2三歩に▲3四飛としたのですが、▲2六飛と引くとか、そういった指し方もあったかもしれません。

―― 2日目に入って、巻き返したと感じた局面は。

藤井 ▲3一銀(59手目)から▲2二角と打って。自信はなかったのですが、楽しみはあるのかなと思っていました。

―― どのあたりでよくなったと感じましたか。

藤井 ▲8四桂から▲7二桂成が間に合う形なので、手段がありそうだと。

―― 福島対局で何か伝えたいことはあったでしょうか。

藤井 福島で対局させていただいて、歓迎していただき感謝しています。前夜祭でもファンの方にきていただきありがたかったです。

―― 本局で3連勝。竜王位に王手をかけました。次局に向けて。

藤井 本局はわからないところが多くて、判断力がまだまだだと思ったので、第4局まで修正していきたいと思います。

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―― 本局を振り返って

豊島 難しかったのかもしれませんが、基本的には自信がありませんでした。どこからはっきり悪くしたのかわからなかったのですが。

―― △4四銀からの積極策は用意していたということでしょうか。

豊島 そうですね。考えてはいました。そのあと、どこでまずくしたかわからないのですが。

―― 封じ手のあたりは。

豊島 あまり自信が持てませんでした。

―― ▲2二角に対して時間を使っていましたが。

豊島 本譜じゃダメだと思っていましたが、ほかの手でも苦しそうだったので。▲2二角と打たれて厳しかったですね。

―― 1年越しの福島対局になりましたが。

豊島 前夜祭などで、温かく歓迎していただき、対局の環境を整えていただき、ありがたかったです。

―― 第4局に向けて。

豊島 内容をよくしていって、1局でも多く指せるようにしたいです。