2021年10月 9日 (土)

再び長考

34_1_69前回の記事から図まではパタパタと進みました。ここで豊島竜王が再び時間を使っています。現地の大盤解説会では、中村修九段が「後手がよくなる手がありそうなんだけど……」と話しています。後手リードは変わりませんが、具体的な手をたぐり寄せるのは簡単ではないようです。先手玉が右に逃げる展開になれば、3八銀と4九金が美濃囲いとして働き、粘りが利きます。後手としては5八玉型のうちに決定打を放ちたいところです。

Dsc_4668(豊島竜王は後手番で勝利を手にできれば大きい)