銀の前進 10時50分、局面は29手目▲2六飛まで進みました。藤井三冠は飛車を5筋に転回し、右銀を使って速攻に出ています。図の▲2六飛は7六の地点、いわゆる角頭を守った受けで、控室の小林裕七段は以下△7四飛▲7五歩△同飛▲2四歩△同歩▲同飛△3四歩という進行例を挙げています。1日目の午前中から早くも考えどころの局面を迎えているようです。 (第2局の新聞解説を務めている小林裕七段)