戦型は相掛かり 第1局の戦型は相掛かりになりました。1図で▲9六歩を▲1六歩にすると、今年4月の第92期棋聖戦の挑戦者決定戦、▲渡辺明名人―△永瀬拓矢王座戦と同じ形になります。その将棋は1図から▲3七桂△7六飛と進み、最終的には129手で先手が勝ちました。本局は藤井三冠が▲7四飛を選び、以下△6二金で2図。 2図は10時15分ごろの局面です。藤井三冠は歩得を主張する、積極的な姿勢で指しています。すでに前例はなく、新しい将棋です。 (初手▲2六歩) (2手目△8四歩)