2021年10月の記事

2021年10月31日 (日)

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感想戦は19時34分に終了しました。11月12・13日(金・土)、山口県宇部市「ANAクラウンプラザホテル宇部」で行われる第4局をお楽しみに。ご観戦ありがとうございました。

Dsc_0081022(終局直後の対局室。まず主催紙のインタビューが行われた)

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―― 本局を振り返っていかがだったでしょう。

藤井 △4四銀と積極的に動いてこられて、それに対して、どう対応するのか難しかったです。飛車を目標にされる展開になって、少し苦しくしてしまったのかなと思います。

―― 封じ手のあたりは。

藤井 ▲2四歩の突き捨てが、通るかどうかもわからなかったのですが。本譜は△2三歩に▲3四飛としたのですが、▲2六飛と引くとか、そういった指し方もあったかもしれません。

―― 2日目に入って、巻き返したと感じた局面は。

藤井 ▲3一銀(59手目)から▲2二角と打って。自信はなかったのですが、楽しみはあるのかなと思っていました。

―― どのあたりでよくなったと感じましたか。

藤井 ▲8四桂から▲7二桂成が間に合う形なので、手段がありそうだと。

―― 福島対局で何か伝えたいことはあったでしょうか。

藤井 福島で対局させていただいて、歓迎していただき感謝しています。前夜祭でもファンの方にきていただきありがたかったです。

―― 本局で3連勝。竜王位に王手をかけました。次局に向けて。

藤井 本局はわからないところが多くて、判断力がまだまだだと思ったので、第4局まで修正していきたいと思います。

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―― 本局を振り返って

豊島 難しかったのかもしれませんが、基本的には自信がありませんでした。どこからはっきり悪くしたのかわからなかったのですが。

―― △4四銀からの積極策は用意していたということでしょうか。

豊島 そうですね。考えてはいました。そのあと、どこでまずくしたかわからないのですが。

―― 封じ手のあたりは。

豊島 あまり自信が持てませんでした。

―― ▲2二角に対して時間を使っていましたが。

豊島 本譜じゃダメだと思っていましたが、ほかの手でも苦しそうだったので。▲2二角と打たれて厳しかったですね。

―― 1年越しの福島対局になりましたが。

豊島 前夜祭などで、温かく歓迎していただき、対局の環境を整えていただき、ありがたかったです。

―― 第4局に向けて。

豊島 内容をよくしていって、1局でも多く指せるようにしたいです。

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第3局は藤井三冠が勝ち、シリーズ3連勝で竜王位奪取と最年少四冠まであと1勝に迫りました。終局時刻は18時10分。消費時間は▲藤井三冠7時間32分、△豊島竜王7時間59分。第4局は11月12・13日(金・土)、山口県宇部市「ANAクラウンプラザホテル宇部」で行われます。

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図の▲5九香が手堅く、先手が勝ちと見られています。「▲5九香に△3六桂の活用があるのですが、次の△4八桂成が何でもないので、▲8四桂から▲7二桂成(詰めろ)を狙って、先手が優勢から勝勢ですね」と佐々木慎七段。

Dsc_0021024(開幕3連勝に向かって突き進む藤井三冠)

 

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△7一金と後手は▲8一飛成と受けるのと思われていたが、豊島竜王は△3四飛と走る。「考えにくい手。形勢を悲観しているのでしょう。飛車を抑え込まれて勝ち目がないと見ているのでしょう」と佐々木慎七段。

Dsc_0009024(飛車を走る勝負手を放った豊島竜王)

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△2七馬に28分使って、藤井三冠は残り50分を告げられました。16時52分、30分使って当たっている金を上がる▲5八金を着手して藤井三冠は部屋を出ました。対する豊島竜王の残り時間は37分です。

Dsc_0073021(藤井三冠が席に戻る様子を映し出し控室モニター)

Dsc_0039020(15時20分頃の現地大盤解説会場、佐々木慎七段、伊藤真六段のダブル解説です。▲2二角(61手目)の局面で次の一手クイズが出題され、A△7五歩、B△3四飛、C△その他の3択です)

Dsc_0041020(解説中の佐々木慎七段)

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15時になり対局室におやつが運ばれました。豊島竜王は「温泉まんじゅう」と「味噌まんじゅう」、「生絞り無添加ジュース」(リンゴ)。藤井三冠は飲み物だけで、「いちごサイダー」と「アイスティー」でした。

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