2021年8月の記事

2021年8月30日 (月)
2021年8月29日 (日)

永瀬拓矢王座(1組優勝)と藤井聡太王位・棋聖(2組優勝)による第34期竜王戦挑戦者決定三番勝負は、藤井王位・棋聖の先勝を受けて第2局を迎えます。
対局は8月30日(月)の10時から東京・将棋会館「特別対局室」で行われます。持ち時間は各5時間。先後は第1局と入れ替わり、藤井王位・棋聖が先手番になります。通算の対戦成績は永瀬王座1勝、藤井王位・棋聖5勝です。
本局の中継は棋譜コメントを玉響、ブログを睡蓮が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

【読売新聞オンライン|竜王戦】
https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/ryuoh/

2021年8月13日 (金)

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Dsc_1126(藤井王位・棋聖はあと1勝で竜王戦七番勝負に登場する)

Dsc_1127(永瀬王座は練りに練った作戦を披露したが、実らなかった)

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第1局の中継は以上で終了となります。ご観戦いただき、ありがとうございました。第2局もお楽しみに。

2021年8月12日 (木)

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(終局直後)

Dsc_1102(先勝した藤井王位・棋聖。竜王挑戦まであと1勝)

Dsc_1116(敗れた永瀬王座)

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【藤井王位・棋聖の談話】
――本局を振り返って。

藤井 中盤からこちらの飛車角が使えるかがポイントになって、そのなかで少し押さえ込まれるような場面もあったと思いますが、最終的には何とかどんどん手を作れる展開になったかなと思います。

――永瀬王座の▲4四歩が好手でしたか?

藤井 ▲4四歩があるなら△2四角とか別の手を考えるべきだったかなと思います。

――どのあたりで手ごたえがありましたか。

藤井 △7八飛から△4七歩と攻めていって、つながりそうな形になったかなと。

――時間配分は?

藤井 あまり経験のない将棋で、手探りのところが多くなってしまったのかなと思います。

――研究パートナーの永瀬王座との対局はいかがでしたか?

藤井 普段から教えていただいているので、大きな舞台で対戦できるのはすごく楽しみでしたし、こちらも全力を尽くせればと思っています。

――三間飛車は予想外でしたか?

藤井 はい、そうですね。

――竜王挑戦まであと1勝です。

藤井 そのことは意識せずに、全力を尽くしていい内容にできればと思っています。

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【永瀬王座の談話】

――本局を振り返って。

永瀬 予定ではななかったんですけど、▲3九銀左のあたりは想定のひとつでした。よくなった局面はわからなかったですが、ずっと難しいか少し悪いかくらいで、ちゃんとやればもう少し戦えたんじゃないかなと思います。

――普段、練習将棋を指す藤井王位・棋聖との一分将棋になる熱戦でした。

永瀬 チャンスができるかどうかが結構、重要だと思っていたんですが、チャンスがなかったような気もするので、もう少し内容をよくしないとチャンスが生まれないのかなと感じます。

――第2局に向けての抱負をお願いします。

永瀬 しばらく時間がありますので、精一杯の準備をしてよい内容の将棋を指せればと思います。

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▲4五歩に△3六桂は▲同飛で寄せが遠のきます。△6五金が気づきにくい好手です。

20210812h_2▲5九飛△3六桂▲同金に、△7八飛が△4七銀の先手になります。後に先手の飛車を5筋から追い払えば、△5六金と使えるのです。一分将棋にもかかわらず柔軟な思考と視野の広さを示した、藤井王位・棋聖の凄みを感じさせる一手でした。

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△5二銀と埋めて、藤井王位・棋聖も一分将棋です。▲6二飛成なら△6一金があります。しかし、▲6四飛成と馬にぶつけられたときに得かどうか。馬が消えると寄せにくくなる恐れもあります。

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△4八金に▲3七金打△3八金▲同金と進行しています。そこで△4八金と張りつけば、▲3七金打からの千日手が濃厚です。しかし、藤井王位・棋聖は千日手模様を何回か繰り返し、時間を稼いで寄せの構図を描く可能性もあります。