2021年6月の記事

2021年6月29日 (火)

Burogu1_2(勝った梶浦七段)

Burogu2_2(161手目▲8七竜がぴったりで激戦を制した)

Burogu3_2(敗れた青嶋六段)

Burogu4(「序盤で苦しくしました」と振り返る。終盤は追い上げたかに見えたが届かなかった)

Burogu6(感想戦の模様)

以上で本局の中継は終了となります。ご観戦いただきまして、ありがとうございました。次回の中継は7月1日(木)の八代弥七段(2組2位)-三枚堂達也七段(3組優勝)戦です。お楽しみに。

20210629j_2 青嶋六段も追い込み、図の△7九銀でようやく先手玉に詰めろがかかりました。部分的には受けはない形です。あとは後手玉がどうなっているでしょうか。▲9三歩成△7三玉▲8三とから王手は相当に続きます。

20210629i_2終盤の寄せ合いに入っています。残り時間は梶浦七段が11分、青嶋六段が7分。図の▲5二歩成は次の▲6二と~▲8三桂成の筋を見た厳しい一着です。先手陣は2七竜の利きが強く、△8八桂成とされても▲同金でまだ大丈夫。と金攻めが間に合うようだと後手は苦しいですが、青嶋六段に返し技はあるでしょうか。

20210629f_2 手数はすでに110手。まだ双方の囲いがしっかりしており、寄せを考える段階ではありません。形勢もはっきりしておらず、まだまだねじり合いが続きそうです。

20210629c_2数手進んで図の局面に。梶浦七段は9筋に戦力を集めています。踏み込むなら▲9三歩成△同歩▲9四歩△同歩▲同銀△9三歩▲同銀成△同桂▲同香成△同銀▲同香成(参考図)は考えられるようです。20210629d_3参考図以下、(1)△9二歩なら▲7一馬△同飛▲8二銀△同馬▲同成香△同玉▲9四桂で手が続きます。△9二歩に代えて(2)△9二香のような受けがあって簡単ではありませんが、先手としては考えたくなる順です。

20210629b_4 図は20時頃の局面。先に香損した青嶋六段ですが、先手陣の2九桂、1九香を取り返して駒得になっています。9筋の弱点は相変わらずですが、後手にも主張ができたのは間違いありません。残り時間は双方とも1時間前後と、ほぼ互角です。

Aosima_3(青嶋六段。駒得の生きる展開に持ち込めるか)

20210629k 18時、図の局面で梶浦七段が33分使って夕食休憩に入りました。消費時間は▲梶浦七段3時間33分、△青嶋六段3時間10分。夕食の注文は梶浦七段が「ビーフストロガノフ、ライス付き」(Le Carre)、青嶋六段が「鶏肉のグリーンカレー」(Le Carre)。対局は18時40分に再開されます。

Burogu1(夕食休憩時の特別対局室)

Burogu2(先手陣。6七歩が不気味な存在だ)

Burogu3(後手陣。9二香は失ったが、歩で代用している)

20210629h 図は16時50分頃の局面。梶浦七段が9筋攻めで香得の戦果を挙げました。しかも価値の高い玉側の香を取れており、先手好調を思わせる進行です。

Gogo(梶浦七段は確実にポイントを稼いでいる)

Soto2_2(鳩森八幡神社の敷地内での1枚。東京は今朝は強い雨が降っていたが、現在は上がっている)
Soto6

Soto3(富士塚)Soto7(将棋会館1階の売店も営業している)Soto8(青嶋六段の著書。どちらも穴熊関連だ)