2020年11月 8日 (日)

宮本五段の見解

Img_9573_h_miya (昼食休憩中、宮本五段に1日目の流れ、封じ手付近、2日目昼食休憩の局面、の3点について述べていただいた)

「対局1日目は、先手の羽生先生が歩得主張、後手の豊島先生が手に乗って指す、という構図でした。形勢のバランスは取れていたと思います。2日目に入って52手目△5六歩のあたりは、羽生先生が自然な対応をしているとまずくなりそうに見えました。次の▲8六角は苦労をされている印象でしたね。局面を収めるためにそこから角を何度か移動しています」(宮本五段)

20201107_61_2 「昼食休憩に入った61手目▲9八歩のところは、▲4八玉~▲3九玉までいけば先手玉も安定します。ただし後手陣のほうが伸び伸びとして駒が働いていますし、先手の3六飛が窮屈にもなってきました。私ならば少し後手を持って指してみたいです」(宮本五段)