【羽生九段の談話】
――本局を振り返っていただいていかがでしたか。
「角換わりで、お互いに動き方や待ち方が難しい将棋でした。こちらも仕掛けていったあたりは、だいぶ迷ったのですが。他に適当な手が見つからなかったので、思い切っていきました」
―― 序盤はしっかり準備されてきた印象もありました。
「最近似たような将棋を先手で指したので、それを踏まえて、というところです」
――封じ手のあたりはどう見ていましたか。
「封じ手前後が手が広いところでしたので、どういう展開になるのか予測ができなかったです」
――2日目に入って激しくなりましたが、形勢のよさを感じたのはどのあたりですか。
「ずっと際どい展開で、難しい局面が続いていると思って指していました。最後の寄せがなんとか見えたところで勝ちになったかなと」
――これで1勝1敗のタイになりました。第3局への抱負をお願いします。
「引き続き、いい将棋が指せるように頑張っていきたいと思います」
――本局を振り返っていかがでしたか。
「途中から苦しい感じになってしまって。どこが悪かったのかは、ちょっとまだはっきりわからないですけど。▲3四桂(65手目)のところで▲3六飛とすれば長いのでしょうけど……」
――1勝1敗となりましたが、第3局の向けて抱負をお願いします。
「気持ちを切り替えて、また頑張りたいと思います」