2020年10月 8日 (木)

前夜祭(1)

17時30分より、セルリアンタワー東急ホテル「ボールルーム」で前夜祭が行われました。新型コロナウイルス感染防止のため、プログラムは例年より簡略化されています。中継ブログではその一部をご紹介します。

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Dsc_2884(主催者挨拶 老川祥一・読売新聞グループ本社代表取締役会長)
「豊島竜王は初めての防衛戦、羽生九段は通算100期獲得をかけた世紀の大一番になります。豊島竜王は昨年、当時の広瀬章人竜王に勝って、史上4人目の竜王と名人の同時戴冠しました。羽生九段は初の永世七冠で、押しも押されもせぬ第一人者です。
今年はコロナウイルスの影響で縮小せざるを得ないのですが、お客さまを招いて前夜祭や大盤解説は竜王戦が初めてです。ファンの皆さまにも関心が高いと思います。万全の対策をして環境を整備して行います」

Dsc_2889(主催者挨拶 佐藤康光・日本将棋連盟会長)
「豊島竜王と羽生九段はこれまで3回タイトル戦で戦っていますが、竜王戦は初めてで注目が集まると思います。
豊島竜王は近年の競争が激しい中でトップを走り、風格を身につけており、頼もしい存在です。
羽生九段は私と同世代で、今期は厳しい状況の中で決勝トーナメントに進み、勝ち抜いてきました。
決勝トーナメントでは強豪がそろう中、こっそり最年長の人(佐藤康九段自身のこと)が挑戦を狙っていたみたいですけど(笑)、見事に本命の一人の羽生九段が挑戦権を得まして、さすがだと思います。
七番勝負は全国各地で行われます。一手一手新たな歴史が刻まれるところを注目いただきたいと思います。
将棋連盟はコロナ禍の中で、万全の対策を採用しているつもりです。真剣勝負を見ていただく、真剣勝負を行うことがいい循環を生んでいるのではないかと思います」

(書き起こし=銀杏)