ハイペース 豊島竜王が仕掛けたのは10時前のことでした。以下、3筋で銀交換するまで、早いペースで進んでいます。 指し手が止まったのは上図の局面。先手の▲5五歩に、持ち駒の銀を△4三銀と打ったところです。この手自体は予想されていた手ですが、「この局面で先手の指す手が難しいんです」と新聞解説の山崎八段。豊島竜王は、ここで32分使って▲2六飛と浮きました。以降は両者とも一手一手に時間を使いながら、慎重に駒組みを進めています。 豊島竜王は早繰り銀から仕掛けた。 羽生九段は交換した銀を自陣に埋めて手厚い態勢に。