2020年7月 6日 (月)

3度目の△5七歩

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前記事の図から、梶浦六段は▲6七金寄と形を整えました。次の▲5五歩△同銀▲同銀△同金▲2四歩を狙ったのでしょう。ここでも梶浦六段は着実です。これをまともに食らっては持たないと、後手の高野五段は△5七歩。これまでも2度出てきた歩の垂らしです。これまでは▲5七同飛、▲5七同金と取らせて、どちらも相手の攻めを遅らせることに成功しました。二度あることは三度あるでしょうか。

先手としては三度目の正直と、▲5七同角として、角の利きを通したまま戦いたいでしょう。20時44分頃、梶浦六段は▲5七同角とすると、コップの水をあおり、飲み干しました。

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(高野五段は3度目の△5七歩)

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(20時40分頃、中継室の窓から撮影。すっかり暗くなっている)