驚きの踏み込み 梶浦六段が▲7七桂(83手目)と跳ねて後手玉の寄せをうかがうと、佐藤九段は長考して△6九と▲同角△7六桂▲同金△5七成銀(88手目)と踏み込みました。 自玉に危険が迫っている中、駒を渡して寄せ合いを挑むのは驚きの順です。これで後手の勝ち筋に入っているなら、まさに紙一重の見切りといえるでしょう。 (大胆な順を決断した佐藤九段。その先は勝利につながっているのか。写真は昼食休憩明けの表情)