13日の朝、名残惜しくも指宿白水館のおかみさんから見送りを受け、竜王戦一行は旅館を後にしました。大勢のファンに祝福された祝賀会、学校訪問、砂むし風呂など、どれもよい思い出です。
宿を出てすぐに指宿市役所を訪問し、黄色いジャンパーを着た職員から豊島竜王・名人は手厚い歓迎を受けました。市長室では豊留悦男・指宿市長と懇談。普段は元気いっぱいで、しゃべりが止まらない佐々木七段ですが、なぜかうつむきがちで口が重い。後で理由を聞くと、「実は高校時代、Badなことをするたび、何度も校長室に呼び出されて叱られた経験がトラウマになっていて、この市長室の雰囲気が校長室に似ているから」と、しおらしい一面をみせました。
豊島竜王・名人は竜王戦記念扇子を豊留市長に手渡し、市長からは指宿市職員が着用する黄色いジャンパーを贈呈されました。