将棋ファンのみなさま、長らくお待たせしました。豊島竜王・名人、佐々木七段、斎藤四段は12日の夜、指宿白水館名物の砂むし風呂を堪能しました。顔だけ出して熱い砂にしばらく埋まるわけですが、この砂がなかなか重たい。攻撃的棋風の佐々木七段は「牛丼のつゆ多め」ならぬ「砂多め」をリクエストし、こんもりと砂が盛られました。汗だくになる10分~15分が目安。
斎藤四段は、声も出ない様子で序盤戦から苦しそう。佐々木七段も、熱い砂が大盛りなので中盤から必死に耐えています。豊島竜王・名人は序盤、中盤、終盤、隙がない。笑顔でときおり横を向いて二人の様子を見つめます。斎藤四段が10分で投了。佐々木七段は11分。豊島竜王・名人は12分。本当のところ、豊島竜王・名人は、熱くて相当苦しかったようですが、竜王戦七番勝負で見せた中終盤の粘りを発揮し、一番長く砂に埋まっていました。
砂むし風呂でお酒が回りすぎたか、佐々木七段はマッサージチェアで夢見心地。ファンにとっては「Je t'aime勇気様」かな(笑)