図は45手目▲８六銀まで。時刻は16時20分を過ぎました。矢倉戦でも定跡形ではないため、双方が時間を使って進めています。
今期七番勝負の封じ手は、第１局は77手目、第２局は66手目、第３局は69手目でした。３局とも豊島名人が封じています。
本局は第２局よりも短い手数で封じ手になりそうです。

（封じ手の準備は整った）

（横山七段が封筒に署名する）

（鈴木九段と戸辺七段が解説会を担当）

（鈴木九段）

（戸辺七段）

授業の最後に子供たちからの質問を受け、丁寧に答えていました。子供たちから、下記の質問が出ました。

・将棋以外の夢はありましたか？
・藤井聡太七段とは対戦したことがありますか？
・将棋のどこが好きですか？
・尊敬しているプロ棋士はいますか？
・ＡＩと戦ったことはありますか？

（熱血　戸辺先生！ 生徒たちには「継続は力なり」「平常心」の色紙を贈った。夢や目標を持つことの大切さを熱く語った）

（校長室で色紙に揮毫）

（色紙は新紺屋小学校の小田切利幸・校長に手渡されました）

【新紺屋小学校】
http://www.shinkonya-e.kofu-ymn.ed.jp/?page_id=7 

１日目午後のおやつは広瀬竜王が「カリン・エ・ショコラ（常盤ホテルオリジナルのチョコレートケーキ）」と「レモンティー」。豊島名人が「信玄餅」と「抹茶」。

（カリン・エ・ショコラのトッピングは、常磐ホテルの花梨の実を砂糖漬けにしたものが使われています）

（信玄餅は山梨の名物。お土産としても人気が高い）

戸辺七段と山田久女流四段は、今日の午前中、甲府市立「新紺屋小学校」を訪れて、10時55分から45分、授業を行いました。生徒は４年生の23人です。

（子供たちを前に、にこやかな戸辺先生と山田久先生）

（教え上手の戸辺先生。すぐに子供たちに溶けこんでいく）

（山田久先生の話に生徒は熱心に耳を傾けていた）

（まずは駒の動かし方から。身を乗り出すように見る生徒もいた）

現地では１日目の大盤解説会が始まっています。

（歯切れのいい解説の戸辺七段）

（聞き手の山田久女流四段）

（対局室に戻る広瀬竜王）

（豊島名人は13時30分を少し回ってから、対局室に戻る）

（再開後の一手、△４二角を着手する豊島名人）

（△４二角に棋譜を手に取り、進行を確認する広瀬竜王）

（昼食休憩中、対局室に入って、エアコンの風の具合を確認する立会人の屋敷九段）

（先手の広瀬竜王側から見た盤面。盤駒は千駄ヶ谷の東京・将棋会館から運ばれたもの）

両対局者の昼食は「季節の松花堂会席」。飲み物は広瀬竜王が「ウーロン茶」、豊島名人が「レモンティー」。

（季節の松花堂会席）

・小鉢　烏賊　中華風
・前菜　つの字海老　合鴨香草焼　栗　甲州煮
・造り　鮪造り　目鯛　重ね
・焼物　いなだ照焼　寒干大根　はじかみ
・煮物　豚肉柔煮　亀甲里芋　蓮根　いんげん豆
・揚物　海老　鱚　花揚　扇茄子　獅子唐辛子　天汁
・吸い物　地鶏つみれ　袋茸　結びゆば　芽ねぎ　口柚子
・御飯　山梨県産　梨北米
・香の物
・水菓子　柿

図の33手目の局面で豊島名人が17分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲広瀬１時間53分、△豊島１時間20分。