123手目▲8四成桂から局面は動いていません。広瀬竜王が長考しています。控室では「後手の第一感がない」という言葉がたびたび聞かれます。中村太七段は「後手の選択肢はいくつか見えるのですが、どれもやりたくない手」といいます。実際、それらの手を継ぎ盤で試してみても、後手がうまくいかないようです。17時2分、広瀬竜王の残り時間は20分になりました。そのことを聞いた島九段は「え、もうそれだけなんですか」。
(伊藤女流三段は先手をもって検討中。形勢判断も先手持ちのようだ)
(継ぎ盤の後手側には中村太七段。検討では、中村七段が悩む場面のほうが多い)