先手苦心の駒組み ここ数手の先手の手順には苦心を感じます。65手目▲2四桂以降、持ち歩は手に入らず、▲9八香を生かして▲9九飛は2四桂を取られてしまいそうです。後手の玉や銀が2筋から遠ざかり、▲2四桂自体も空振り気味になってきました。控室の評判は「後手指しやすい」です。作戦勝ちの少し上まであるかもしれません。 (鈴木九段が検討のタクトを振る)