2019年7月1日の記事

2019年7月 1日 (月)

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以上で本局の中継を終了いたします。ご観戦くださいまして、ありがとうございました。

次回は7月5日(金)に、関西将棋会館で久保利明九段(1組5位)-藤井聡太七段(4組優勝)戦が行われます。

20190701_82図は20時頃の局面。▲3四桂のクサビが入って後手玉は不安な格好になってきましたが、橋本八段は△4七銀と、なおも踏み込みました。以下、▲2二銀△2四玉と進み、そこで▲4二桂成が▲3四金までの詰みを見た気持ちのよい一手。ここで後手は何か手段がないと、このまま急転直下で終局する可能性も考えられます。20190701_85_3



20190701_69再開後の一手は▲7四歩でした。対して△同飛なら比較的、穏やかでしたが、橋本八段は注文に応じずに△8六飛と走りました。以下、▲7三歩成△4六歩▲3五角と猛烈な攻め合いに進んでいます。

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対局室を映す天井カメラの映像からは、橋本八段の額に冷却シートが貼られていることが確認できます。対する鈴木九段は、盤に密着するほど近づいて、読みを入れている様子でした。

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20190701_6818時、この局面で鈴木九段が22分使って夕食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲鈴木3時間23分、△橋本3時間23分。夕食注文は、橋本八段が「冷山かけそば」(ほそ島や)、鈴木九段が「にぎり・中、納豆巻」(千寿司)。対局は18時40分に再開されます。

20190701_57_2先手は、ついに8九の桂を成り込むことに成功しました。ただ、後手も黙っていません。上図から△5五歩▲4七銀引△7六歩と進んで下図。

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△7六歩と中空に垂らしたのが味わい深い手で、(1)△7七歩成と(2)△7三桂の狙いがあります。先手としては、いきおい▲7六同飛と取り返したいところですが、それには△7五銀と引く手が飛車桂両取りになってピッタリです。

A7300064(昼食休憩再開後の橋本八段)



15時40分頃、本局の読売新聞観戦記の解説役を務める田村康介七段が中継室に顔を見せました。田村七段と鈴木九段は、故・大内延介九段門下の兄弟弟子という間柄です。

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A7300083(「鈴木流ならこうやる」と明快な口調で記者に解説中)

20190701_43再開後の一手は▲7二歩。51分の長考でした。△同飛と取らせることにより、▲7七桂に△8六飛と走られる手を防いでいます。実戦は▲7二歩以下、△同飛▲7七桂△8二飛▲8五桂と進んで下図。

20190701_47「振り飛車は左桂のさばきが命」といわれるほどで、振り飛車党にとっては腕の見せどころという場面を迎えています。現局面で△8四歩なら、▲7三桂成△同桂▲7四歩と切り返すことができます。また、先手は機を見て▲4五歩~▲2六角と右辺から動く手段を視野に入れています。

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