2019年7月1日の記事
2019年7月 1日 (月)
鈴木九段が勝利
97手で鈴木九段が橋本八段をくだしました。終局時刻は20時59分。消費時間は、▲鈴木4時間1分、△橋本4時間52分。勝った鈴木九段は、次戦で永瀬拓矢叡王(1組2位)と対戦します。
いきなり最終盤
図は20時頃の局面。▲3四桂のクサビが入って後手玉は不安な格好になってきましたが、橋本八段は△4七銀と、なおも踏み込みました。以下、▲2二銀△2四玉と進み、そこで▲4二桂成が▲3四金までの詰みを見た気持ちのよい一手。ここで後手は何か手段がないと、このまま急転直下で終局する可能性も考えられます。
白熱の中盤戦
夕食休憩時の対局室
夕食休憩
18時、この局面で鈴木九段が22分使って夕食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲鈴木3時間23分、△橋本3時間23分。夕食注文は、橋本八段が「冷山かけそば」(ほそ島や)、鈴木九段が「にぎり・中、納豆巻」(千寿司)。対局は18時40分に再開されます。





再開後の一手は▲7四歩でした。対して△同飛なら比較的、穏やかでしたが、橋本八段は注文に応じずに△8六飛と走りました。以下、▲7三歩成△4六歩▲3五角と猛烈な攻め合いに進んでいます。



先手は、ついに8九の桂を成り込むことに成功しました。ただ、後手も黙っていません。上図から△5五歩▲4七銀引△7六歩と進んで下図。








再開後の一手は▲7二歩。51分の長考でした。△同飛と取らせることにより、▲7七桂に△8六飛と走られる手を防いでいます。実戦は▲7二歩以下、△同飛▲7七桂△8二飛▲8五桂と進んで下図。
「振り飛車は左桂のさばきが命」といわれるほどで、振り飛車党にとっては腕の見せどころという場面を迎えています。現局面で△8四歩なら、▲7三桂成△同桂▲7四歩と切り返すことができます。また、先手は機を見て▲4五歩~▲2六角と右辺から動く手段を視野に入れています。