2018年12月11日 (火)

前夜祭(3)

Dsc_0168(白水館の社員代表から花束を受け取った両対局者は記念撮影)

Dsc_0176(対局者のツーショット撮影)

Dsc_0187(第6局の決意を語る羽生竜王)

「白水館での対局は3年連続で定着してきたのではないかと思います。昨年初めて対局して、非常に落ち着いたすばらしい対局場だと実感しました。
竜王戦は10月から各地を転戦しています。それぞれの場所であついもてなしをいただきながら対局できるのは、棋士冥利に尽きると感じています。
2日制の長い対局ですが、ファンの皆さんに応えられるような面白い将棋を指したいと思います。
指宿市の皆さまには、いつもとてもありがたい歓迎をしてくださいましてうれしく思います。
棋士は一生懸命指すことでしか報いることはできないですけど、自分なりに一生懸命やっていきたいと思います」

Dsc_0196(挑戦者の広瀬八段)

「白水館は3年連続ですが、私は指宿市を訪れること自体が初めてです。今回の七番勝負で挑戦者になった直後から白水館は素晴らしい対局場だといわれていました。くることができて、ほっとしていますし、落ち着いた素晴らしい空気を感じながら前夜祭を過ごしています。
白水館に着いて検分まで時間があったので、関係者の方と砂蒸し風呂を体験しました。貴重な体験で汗がたくさん出て、明日に向けて、いいコンディションを整えられたと思います。
七番勝負は私にとって2勝3敗です。羽生竜王が通算100期目前にしていることの雰囲気を感じています。七番勝負始まる前は、この状況を避けたいと思っていましたが、現実になるとプレッシャーも大きくなっています。ただ、将棋ファンの中には、最終局まで見たいという方が大勢いると思いますし、私にとっても明日からの対局は正念場と思っています。自分の出せる力を出して、明日からの2日間でいい内容の将棋を指せるよう頑張ります」

(書き起こし・銀杏)