―― 大変な長手数の一局でしたが。
広瀬 中盤あたりからずっと苦しくて、劣勢の時間が長かったように思います。
―― 山あり谷ありでしたが、どのあたりで勝ちになったと?
広瀬 反撃に出て、▲5一角から攻めの手番が回ってきて、こちらの玉が寄らないように気をつけながら。少し勝っているのかなと思っていました。
―― 入玉は考えなかったですか。
広瀬 展開によっては、入玉も視野に入れていました。
―― これで1勝1敗のタイになりました。
広瀬 気持ちを切らさずに最終局に臨めればなと思います。
―― 一局を振り返ると。
深浦 寄せを逃して、粘られている感じがしていました。
―― 第3局については。
深浦 切り替えて臨みたいと思います。