前例合流後、再び未知の局面に 本局は19手目で前例のない戦いになったものの、その後すぐに合流してしばらく進みましたが、この▲6八金で再び未知の局面に入りました。代えて前例では▲5八金左が指されており、棋士室の平藤眞吾七段は「それには飛車が浮き駒になるので、△7四歩▲同歩△同飛の順が後手としては選びやすく、この▲6八金はその順に備えながら左辺を強化した手のように思います」と解説しました。 (朝の久保王将。金を真っ直ぐ立つ工夫を見せた)