両者は前期竜王戦決勝トーナメントでもぶつかっています。当時は5組優勝の増田康四段と6組優勝の藤井聡四段です。増田康四段の雁木に対して、藤井聡四段が果敢に仕掛けて制した。この勝利で藤井聡四段は歴代単独1位となる29連勝を達成した。
さあ今期は増田康六段がリベンジを果たすか。藤井総七段が昨年に続き、増田康六段を倒すのか。
【第30期竜王戦決勝トーナメント ▲藤井聡四段-△増田康四段戦】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/30/ryuou201706260101.html
【気鋭の若手棋士同士の決戦 増田康宏六段 VS 藤井聡太七段】
https://www.shogi.or.jp/match_news/2018/06/_vs.html
(写真は前期の決勝トーナメントの開始前。藤井聡四段(当時)の連勝記録が懸かっており、報道陣の数がすごい)




















▲都成-△藤井聡戦は104手で藤井七段の勝ちとなりました。終局時刻は22時11分。消費時間は▲都成4時間58分、△藤井4時間53分。
藤井聡七段は、先手の攻めをいなしながら手順に端に戦力を集め、満を持して先手陣の急所に手を伸ばしました。現局面は後手優勢との評判です。
いよいよ終盤戦に突入しました。藤井聡七段は△3八飛と打ちました。▲7二馬とすると、△9六桂▲同香△9九角▲同玉△9八金(変化図)以下の詰みが待っています。
実戦は▲7二馬ではなく、▲6八金打と受けました。
ここで△4九角が予想されています。
都成五段が攻め続けています。飛車取りを放置して▲4四角と打ちました。△5三銀なら▲3四飛△同歩▲1一角成で攻めを継続できます。

