18時から、関係者による夕食会が開催されました。
【歓迎の挨拶】山本龍・前橋市長
「前橋市は今年で市制125周年となります。その記念すべき年に、先人たちが残した臨江閣をきれいに整えたい、子どもたちに何か思い出を残してあげたい、と思っていたところでございます。(今回の竜王戦開催により)まさに素晴らしい思い出を子どもたちがつくれることになりました。関係者の皆さまには心からお礼を申し上げます。私も明日の対局を楽しみにしております」
【主催者挨拶】春日貴光・読売新聞社東京本社前橋支局長
「県内の竜王戦開催は第12期以来、18年ぶり2度目ということで、この機会に立ち会えたことに感激しております。対局会場となる臨江閣は、明治を代表する近代和風の木造建築であります。昨年3月から耐震改修工事などを始め、今年の夏に終了、9月から一般公開が始まりました。本館は県の、別館は市の重要文化財になっております。前橋市の方々や日本将棋連盟群馬県支部連合会の皆さまのご尽力で、素晴らしい環境を提供していただきました。心から感謝申し上げます。18年前の竜王戦は、本局の立会を務める藤井猛九段が、竜王連覇を懸けて臨んだシリーズでした。今回の竜王戦が、将棋どころ群馬をさらに盛り上げてくれることに期待しております。将棋界最高のタイトルを獲るのはどちらか。最高の戦いを楽しみにしております」
【主催者挨拶】佐藤康光・日本将棋連盟会長
「渡辺竜王は3連覇、羽生棋聖は永世竜王・永世七冠が懸かる、注目の七番勝負となりました。対局場の臨江閣は、大変由緒ある建物とうかがっております。私も先ほど検分で見てまいりました。将棋の対局を行うにふさわしい、素晴らしい場所をご提供いただきまして、心から感謝申し上げます。第3局はファンの皆さまも一段と注目されていることでしょう。対局者のおふたりには名局を作っていただきたいと思います」
【乾杯の音頭】塩崎政江・前橋市教育長
「臨江閣は9月にリニューアルオープンいたしました。竜王戦第3局はその記念になります。本当にうれしく思います。群馬県では今年、地元の中学生がジュニアの日本一(※)になりました。さらに今回の竜王戦開催ということで、子どもたちも将棋に関心を持ち始めていまして、明日からの対局もとても楽しみにしております」
※群馬県前橋市立東中学校3年、近藤圭さんが第42回中学生将棋名人戦で優勝。
(書き起こし=牛蒡)