2017年10月29日 (日)

奇跡の一本松(1)

太平洋につながる広田湾に面した高田松原は、かつて約2キロメートルに及ぶ砂浜と約7万本のクロマツの防潮林がありました。しかし、東日本大震災による津波で甚大な被害を受け、ほとんどの松の木がなぎ倒されて壊滅しています。そのなかで残ったのが、「奇跡の一本松」です。

リアス式海岸は、入り組んだ地形の特徴で、天然の良港になり、複雑な岩礁が海洋資源をはぐくんでいます。しかし、津波の波高が大きく増幅されるため、明治三陸津波(1896年)チリ地震津波(1960年)など、これまでも繰り返し大きな被害に見舞われてきました。

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(大船渡線BRT(バス高速輸送システム)の一本松駅)

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(JR大船渡線の気仙沼~盛間は、東日本大震災の影響により不通になっていたが、2013年3月2日より、BRT(バス高速輸送システム)の運行が開始された。気仙沼線・大船渡線BRTは、2016年度グッドデザイン賞の「グッドデザイン金賞」を受賞している)

【JR東日本ホームページ:気仙沼線・大船渡線BRT】
http://www.jreast.co.jp/railway/train/brt/index.html

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(防波堤の近くに一本松が見えてきた)