2016年12月 8日 (木)

竜王アカデミー

東京・大手町の読売新聞東京本社では、歴代竜王がこどもたちに将棋の魅力や考え方を伝える連続講座「竜王アカデミー」の第4講が行われました。

この日の講師は、第27期竜王に就いた糸谷哲郎八段。現役大学院生の竜王経験者の講義とあって、約30人の受講生たちも緊張の面持ちでしたが、糸谷八段の実践棋譜を使っての「次の一手クイズ」が始まると、こどもたちからも盛んに手が挙がって指し手を検討しあうなど、「白熱授業」になりました。

これまでの講座では、畳上の将棋盤を使って歴代竜王たちとリレー対局を行ってきましたが、この日はコーディネーター・島朗九段(初代竜王)のアイディアで、大盤を使っての「変則リレー対局」を実施。こどもたちが交代で先番1手を指すと、糸谷八段が後番1手・先番1手・後番1手の計3手を続ける変則方式で対局しました。

講義では、「逆転」をテーマに糸谷八段が対局心得を披露。配られたレジュメを手に、こどもたちも真剣に聞き入っていました。次回は1月18日、藤井猛九段を講師に迎えて行われます。

Im3 (左から、コーディネーターの島朗九段、進行役の鈴木環那女流二段、講師の糸谷哲郎八段)

Im1 (大盤を使って、こどもたちとの「変則リレー対局」)

Im2 (竜王戦第6局初日の局面解説も行われた)