受けの勝負手 図は16時25分頃の局面。丸山九段が角切りの強襲に出た当初は、控室の検討陣は「後手の攻めは無理ではないか」との見解を示しました。しかし、数手進んだところでは、後手の攻めが続く変化が多く見つかるようになり、後手持ちの声が多くなっています。図の▲6六桂は、そんな中で指された反撃含みの受け。平凡な受けではしのげないと見たのでしょう。受けの勝負手といえそうです。 16時半過ぎ、山の向こうに日が沈もうとしている。