本局のために用意された駒は3種類。いずれ劣らぬ名品揃いですので、使用駒以外の2種も紹介します。
こちらは静山作・源平衛清安書。昭和33年の作品で未使用。盤作りの2大名人といわれた故・前沢長太郎氏の所有。これだけ古い名品が未使用で残されているのは非常に貴重だ。当時はいまよりも駒が小さめに作られており、今回は使用が見送られた。
こちらは影水作・錦旗書。昭和30年代に大山康晴十五世名人がお世話になった方に贈呈したもので、やはり貴重な未使用品だという。
駒箱も御蔵島産のクワの一品。非常に美しい仕上がりだ。