対局再開 13時30分を回り、対局が再開されました。勝負はいよいよ佳境に入ります。 再開直前の対局室。 外は青空と青い海。 13時27分、渡辺竜王が戻ってきた。 丸山九段が戻る前に再開時刻を迎えた。 渡辺竜王はすぐに▲5六銀を着手。 再開時刻を1分ほど過ぎて丸山九段が対局室に。 盤面をじっと見つめる。
昼食 両対局者の昼食注文は渡辺竜王が海鮮丼(サビ抜き)、丸山九段はうな重と麺屋二郎のラーメン(麺少なめ、チャーシュー5枚)です。 海鮮丼。タレは秘伝で、製法は秘密だという。 厚みのあるチャーシューが丸山九段の希望で5枚乗っている。
いよいよ開戦 図は11時半過ぎの局面。封じ手の△1三角に先手は▲4八飛と受けました。そこで丸山九段は△6五歩と仕掛けました。以下▲6五同歩に△2二角と引いて斜めのラインの攻めを狙っています。対する先手の▲7七桂は自然な受け。▲7七桂に△6五桂は▲6六歩で攻めが続きにくい、△5五銀左も▲同銀△同銀のとき、後手歩切れで△6六歩と打てず後続がありません。そこで丸山九段が△9五歩と突き捨てたのが図の局面です。この手は▲9五同歩に、どこかで△9五香と走って歩を入手して攻めを作ろうという狙いです。いよいよ本格的な戦いに入りました。 思い切った仕掛けを見せた丸山九段。
現地大盤解説会始まる 来場者が多く、11時開始の予定を少し早めて現地の大盤解説会が始まりました。 開始時は立会人の田中寅九段がゲストで出演。 村山七段は封じ手の△1三角に対して「凄い手です。丸山九段はこの手に本局の命運を懸けました」と解説。 開始時から9割ほどの席が埋まる盛況だ。座席は来場者数に合わせて、随時追加されている。
薩摩伝承館(1) 対局場の指宿白水館に併設されている薩摩伝承館。白水館の初代社長と現社長が収集した薩摩焼や薩摩に関する歴史的な書物などが多数展示されています。 前夜祭もこちらで行われた。 受付ロビーも大変立派なもの。 現地大盤解説会は薩摩伝承館1階の維新の間で行われる。稀に見る荘厳な会場だ。 ■現地大盤解説会■(再掲) <日時>11月22日(火)10時半開場、11時開始 <場所>薩摩伝承館 維新の間(指宿白水館敷地内)指宿市東方12131-4 <料金>1,000円(税込み) <問い合わせ>薩摩伝承館 TEL 0993-23-0211
2日目10時のおやつ 10時を回り対局者におやつが運ばれました。渡辺竜王はフルーツ盛り合わせ(メロン、イチゴ、マスカット、レインボーキウイ)と桜島小みかんジュース、アイスコーヒー。丸山九段はよもぎかるかん、離宮かるかん、雅の宿(スイートポテトに近い芋菓子)とビワジュースです。このほか、両者にマンゴーチーズタルトとマンゴーゼリーが添えられています。 渡辺竜王はフルーツ盛り合わせと飲み物をダブル。 丸山九段は1日目同様に和菓子系を3種。そのうち2種が「かるかん」だ。
封じ手は△1三角 立会人の田中寅彦九段が封じ手を開封する。 注目の封じ手は。 △1三角。控室では予想されていなかった手だ。 丸山九段が△1三角を着手して対局が再開された。 開封された封じ手。同じものが2枚用意される。 封じ手の封筒。