2016年10月の記事
終局直後
(終局直後)
(先勝した渡辺明竜王)
【渡辺明竜王インタビュー】
── 一局を振り返って
「早い展開になったので受け間違えないように気をつけながら、反撃をうかがう
将棋でした」
── どのあたりで勝ちを意識しましたか?
「2日目の昼食休憩明けあたりで、△5五桂(51手目)の反撃が1手早い感じかと」
── 次局への抱負をお願いします。
「始まったばかりなので、また作戦を考えて臨みたいと思います」
(敗れた丸山忠久九段)
【丸山忠久九段】
── 一局を振り返って
「仕掛けが成立しているかは分からないですけど、▲6三成桂(41手目)からは悪いと思い
ます」
── 次局への抱負をお願いします。
「一局一局、全力を尽くして頑張りたいと思います」
(インタビューのあと、感想戦が始まった)
渡辺竜王が先勝
第29期竜王戦七番勝負第1局は68手までで渡辺明竜王が勝ちました。
終局時刻は14時51分。消費時間は▲丸山6時間18分、△渡辺5時間57分(持ち時間各8時間)。
第2局は10月27・28日(木・金)に神奈川県箱根町「箱根ホテル小涌園」で行われます。
渡辺、先手玉に迫る
渡辺竜王は着実に先手玉に迫っています。図の△4七銀は詰めろで、受けも難しいと言われています。
丸山九段が正座になると、関係者は息をのんでモニターを見つめましたが、あぐらになると控室の緊張が解け、ため息と小さな笑いが聞こえました。
13時頃の大盤解説会場
昼休明け、しかし終局間近
2日目午後
昼食休憩
大盤解説会
杉本昌隆七段、藤井聡太四段が来訪
控室に杉本昌隆七段と藤井聡太四段が来訪しました。杉本門下の藤井(聡)四段は愛知県在住。第59期三段リーグで1位になり、10月1日付で四段に昇段しました。14歳2カ月での四段昇段は史上最年少です。
中学2年生の藤井(聡)四段は、今日は日曜日で学校が休みなので京都を訪れたそうです。
藤井新四段と加藤九段の対談が「読売新聞」に!(日本将棋連盟) ※17日朝刊に掲載予定
(藤井聡太四段と杉本昌隆七段)
(関係者の冗談に笑顔を見せる藤井(聡)四段)
(現地を訪れている奨励会員と継ぎ盤を挟む)