2015年11月5日の記事

2015年11月 5日 (木)

控室とはまた別の部屋で、封じ手封筒の準備が行われました。

P1290786_hu_awaji(立会人が署名を入れる)

「慶ちゃん!裏面も書くんやったかな?19XX年っていうのも書くの?」(淡路九段)
「先生、書きたいんやったらええですけども(笑)」(井上九段)

P1290806_hu_ino (1日目の午前中とあって、和気あいあいとした雰囲気)

「何か間違ってないかな。谷川先生(浩司会長)がこういうの見つけるのうまいんよ」(井上九段)
ちなみに、署名以外の部分は村田女流二段が書いたとのこと。

P1290791_hu_2mai (封じ手は2通用意する)

P1290759_daimon1 高野山の総門として11世紀末頃に建てられ、1705年に再建しました。国の重要文化財・世界遺産。九折谷の鳥居が、この大門の前身であるといわれています。
全体は丹塗り。両脇には金剛力士。阿形像(あぎょうぞう)は江戸時代の仏師である康意、吽形像(うんぎょうぞう)は法橋運長による大作です。

P1290746_daimon2 (阿形像)

P1290751_daimon3 (吽形像)

20151105_2211時頃の局面。△4四歩で前例から離れました。代えて△1四歩が前例にある変化で、▲1五銀の棒銀策を防ぐ一着ですが、糸谷竜王はそれを受けて立つようです。
「新手ですね。糸谷竜王はこの手が指したかったのかもしれないです」(久保九段)

対する渡辺棋王は熟考の末、▲1五銀を敢行しました。

P1290656_z_ito (十八番・後手一手損角換わりで、糸谷竜王が常識を覆そうとしている)

10時、両対局者におやつが運ばれました。

P1290700_okasi_yamamiti (両者に運ばれた「山みち」)

「山みち」は、「こなし」と呼ばれる和菓子です。本局に運ばれる和菓子は、すべて「かさ國」提供です。

P1290705_okasi_ito (糸谷竜王は紅茶とセットで)

P1290701_okasi_wata (渡辺棋王はコーヒーとともに)

P1290580_a_mae_isikawa (8時30分。記録係の石川泰三段。駒の手入れを行っている)

P1290597_a_mae_heya (ほどなくして、続々と関係者が集まった)

P1290606_a_mae_ito (8時50分、糸谷竜王が入室。立ち止まって、関係者に何度もお辞儀をする)

P1290626_a_mae_wata (渡辺棋王は8時52分に下座に着座した)

20151105_13糸谷竜王の十八番が出ました。控室でも「何で第1局でやらなかったのか、不思議やったもんな」の声。

P1290684_kisi_920awaji (声の主、立会人の淡路九段。「いちばん予想された戦型ですね」と続けた)

P1290688_kisi_920_kubo (控室には新聞解説の久保九段も。「いちばん予想されました」と戦型について触れると、師匠から「同じ回答はおもしろくないなー」と言葉が飛んできて、一同から笑みがこぼれた)

P1290691_kisi_920_murata (淡路九段門下で、現地大盤解説会の聞き手を務める村田智穂女流二段)

定刻の9時、立会人の淡路九段の合図で対局が始まりました。

P1290661_kaisi_heya (両者は深く礼を交わす。撮影陣からは大量のフラッシュがたかれた)

P1290672_kaisi_wata (渡辺棋王、初手▲7六歩)

P1290673_kaisi_ito1 (糸谷竜王は、対局開始前から瞑想を続けていた。渡辺棋王の着手後もしばらくそのまま集中力を高める)

P1290678_kaisi_ito2 (糸谷竜王は△3四歩。着手時、駒を盤の手前に落としてしまったが、「あ、すいません」とひと言添えて落ち着く)