2組2位の渡辺明棋王と2組優勝の稲葉陽七段。それぞれの竜王戦での成績を紹介いたします。
渡辺棋王の竜王戦での成績は66勝26敗(0.717)。第14期(2000年)からの参加で、第17期にランキング戦4組優勝から決勝トーナメントも勝ち上がり五段で挑戦者に。七番勝負では森内俊之竜王(当時)をフルセットの末に破り、竜王位を奪取した。その後第25期まで防衛を続け、9連覇を果たす。全棋士中唯一の永世竜王の資格保持者。七番勝負出場10回。挑戦者決定戦進出1回。決勝トーナメント進出は11期ぶり2回目。
稲葉七段の竜王戦での成績は29勝8敗(0.784)とかなりの好成績。第22期(2008年)からの参加で、ランキング戦優勝4回。決勝トーナメント進出も今期が4回目(3期ぶり)。6月29日に行われた決勝トーナメント、対豊島将之七段(1組3位)戦で勝利し、初の準決勝進出を決めた。