封じ手の51手目▲7八金から62手目△3五歩までの流れを検討陣に聞きました。封じ手の局面は先手が指せるという評価でしたが、そこから後手が少しずつ盛り返してきたとの評判です。
「▲7八金の局面は先手が指せると思っていましたが、以降は先手が指し手に苦労している印象です。現在は先手よしとも言えなくなってきました」(飯塚七段)
「52手目△5四飛から、△6四金、△6三金、△5三銀で後手の飛車が軽い形になりました。途中の△6五歩も地味にいい手で、先手の攻め(▲6六金)を消しています。先手は57手目▲8五歩がどうだったか。玉頭戦に強くなりますが、隙をつくってしまった可能性もあります」(飯島七段)