2014年10月14日 (火)

地元ラジオ局に出演

16時30分、地元ラジオ局「KZOO」の番組に出演するために関係者が移動。KZOOのサテライトスタジオはショッピングセンター「アラ・モアナ(Ala Moana)」の一角にある。alaは「道」、moanaは「大洋」という意味だ。待ち時間の間、アロハシャツを買いに来た野月七段、石田四段、井道女流初段に遭遇。アロハシャツはハワイでは正装とされる服だ。 17時、放送開始。道行く人が時折、足を止めて放送の様子を見る。外で見ていた石田四段が、通行人にこれは何をやっているのかと尋ねられる場面も。放送はおよそ30分。竜王戦がどんな棋戦かということ、両対局者の意気込みについてなどたっぷりと語られた。

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谷川「竜王戦は七番勝負を海外で行うことがあります。私も6回ほど経験しました。アメリカではロサンゼルスやニューヨークでも指しました。ハワイは日系人の方が多いですし、以前から将棋連盟の支部がありまして、熱心に活動されています。今回は地元の方々の協力をいただいて、ハワイで開催できることになりました。将棋連盟は棋士、女流棋士で対局と国内と国際的な普及発展に努めています」

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森内「アメリカは4、5回来ていますが、ハワイは初めてです。日本をたつときは海外対局ということで緊張感がありましたが、ハワイはとても開放的で、雰囲気がいいです。快適に過ごせています。竜王戦の開幕戦をハワイで戦えることを大変うれしく思っています。対局をきっかけに興味をもってくださればうれしい」

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糸谷「タイトル戦や海外旅行が初めてです。初めてのことが多く、ワクワクした気持ちです。森内竜王は素晴らしい実績を残されている先輩です」

谷川「対局者は日本からの時差を調整しながら対局に備えます。糸谷さんはすべてが初めてで大変と思うが、大変なことを最初に済ませば後が楽ではないかと思います。森内さんは十八世名人でして、昨年は9連覇中の渡辺明さんから竜王を勝ち取って防衛戦になります。糸谷さんは若いころから注目されていて、今回の竜王戦でタイトル初挑戦になります」

(書き起こし=銀杏)